「1Q84」は大人のお伽噺と:「ベストセラー炎上」(西部邁・佐高信著)を読んで

「ベストセラー炎上:妙な本が売れる変な日本」 西部邁・佐高信著 平凡社 2011年刊
口煩い二人の評論家の対談形式でTV放映されたものに加筆・修正された、所謂ベストセラーの著作を斬って斬りまくっている。取り上げられた本の内容もさることながら、執筆した著者が気に食わないのではないかと思える。
取り上げられた本と著者は、
「断る力」(勝間和代)、「1Q84」(村上春樹)、「街場のメディア論」(内田樹)、「「改革」はどこへいったのか」(竹中平蔵)、「日本人へリーダー論、日本人へ国家と歴史観」(塩野七生)、そして「生き方」(稲盛和夫)の六人。
この本は、市立図書館の蔵書検索で「1Q84」のキーワードで出てきた本。「1Q84」に関して書評のつもりで読んでみた。この著者達は、「1Q84」を、「ややこしいものをすっ飛ばしている」、「テレビは流動食、活字は固形食。流動食ばかり食べていると顎の咀嚼力が衰える。「1Q84」は流動食」、更に「これは大人のお伽噺」と斬っている。まさに私が感じたことと同じ。この二人の著者を私は余り好きになれないのだが、この点だけは意見が同じ。さが、社会がこの小説を歓迎していることも事実で、この二人の批評が遠吠えのように見えて仕方がない。
他の著作については、読んでないので分らないが、著者や題名から読みたいという気持ちも起らない。
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