”ラテン”南米を見直した!:「逆さまの地球儀」を読んで

「逆さまの地球儀:複眼思考の旅」 和田昌親 日本経済新聞出版社 2008年刊
著者は、日本経済新聞社サンパウロ特派員や欧州編集総局長を勤めた新聞記者。南アメリカの現状を紹介し、地球の裏側でなく反対側から見た世界を概観。
南米には、元々のモンゴロイド系のインディオ、スペインやポルトガルからの移民、更には、日本人の移民も多数の当に人種の坩堝。禁酒運動、禁煙運動、セクハラ防止、環境保護などがヒステリックな段階まで進むのが、北アメリカに移民したアングロサクソン系、これに対して何らかの逃げ道を作り人生をエンジョイしようとするのが南のラテン系とのこと。成程。 我々日本人のラテン化が進んでいるという。いいことだろう。
最後に外から見た日本についても触れている。外国で活躍した人が色々と提言をするのだが、日本国内の流れは逆に流れているように思える。小学校で英語教育が始まったが、全員英語を喋る必要があるのだろうか。英語が必要な人は、しっかりと勉強すればよいと思う。唯、誰もがその機会を公平に受けられる仕組みさえあれば。
更に、「21世紀の世界秩序の軸足は大西洋の真中、少し南米寄りになるのではないかと」といっているのは少々気にかかる。自分としては、経済活動や人口の点から、軸足は東アジアを含む太平洋だと思う。
私の今までの認識では、ラテン系や南米諸国に対して、少々低く見てきたようだが、この本を読んで、ラテンも南米も捨てたものではないという気持ちになった。
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